エリー

製図の課題を終わらせ、意気揚々としていた。

「さて、消しゴムやらなにやら散らかしているものを片付けるか」と思い、そこらへんにあるものを整理整頓していった。

何気なくシャーペンに手を伸ばし、芯をしまって筆箱にいれようとしたらなぜかノックできない！

まさかと思い、分解してみるも精密な作りになっており思っていた以上ばらばらにすることはできなかった。

・・・

・・

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結局、それまで製図に使っていた0.3㍉シャープペンシルは
お逝きになられました。

この0.3㍉シャーペンは製図には欠かせないものだった。
いつも使えるように持ち歩き、これ1本で全部の図面を書き上げてきた。


「そうだ。たぶんこのシャーペンは役目を果たし終えて息絶えたんだ。」

自分の心にそう言い聞かせ、また少ししたら製図を書くだろうから新たにシャーペンを買った。後ろめたい気持ちで・・・


今、製図用の0.3㍉シャーペンは手元に2本ある。

普通なら用途のない壊れたシャーペンなどすぐに捨ててしまうだろう。

でも僕は君を手放さない。一緒に連れ添った「仲間」だから・・・

ねり「そこに置いてあったシャーペン知らない？」



母「は？　　『置いてあった』？『捨ててあった』じゃないの？

　　ばらばらだったし汚いから捨てといたよ。」




！？？







！？








！！？








！！！！！












ねり「あ、サンキュ」